行き摩り

虚構日記

2017/04/10 晴れ のち 曇り

何でもないことを言って、昔から憧れている人物と距離を縮めようとしていた(こいつは忘れた頃にいつも顔を出す)。私ともう一人いる。水色、ピンク、白、3色の、3つのイヤホンと、1つの大きなプレイヤー。何とかして手に入れなくては。フォロワーが減ってる?

 

仕事仲間。軽いノリだ。私は着替えをした。飲みたくない飲み物(完全に世間で言う水素水の立ち位置)の、名前が気になって飲む、が、吐き気がしたのでアイスティようなものを飲み直す。やってきた車に上司。着替えをしてから自分の場所に戻るために走る。級友を2名見つけて、手を振る。もう1人、そこまで仲の良くなかった友人に相談を受けながら、代わりに道案内をしてもらいながら、進む。ゲームのような世界が広がっている。横スクロールゲームを体感する目線のような。向日葵のパネルがしょぼくれている。話しかけると咲いて、色々な言語、タッチで描かれたパネルに忙しなく切り替わる。

 

家の中に誰かいる。彼女と目を合わせたのだが、乱暴な口をきけば殺されるような気がして、なんてことはなさそうに外出のタイミングを待つ。いってらっしゃーいと扉から出ていくのを見送ると、今度は玄関の前にきついビジュアル、目に痛い色の4人組の女性達がいて、入ってこようとしている。回線の勧誘をしてくるが拒否。何とかして扉を閉める。大学に連絡を入れるように彼女へ。何故か彼女も大学生だった。しかし扉をこじ開けてでも入ろうとするので武器を探して、力尽くで開けられた途端に戦い始める。切っても死なない。どうする? どうする。

 

────胸糞が悪い! 酷い夢だった。3本も見て良くも覚えていたものだ。疲れた。何だかどっと。朝はゆっくりだ。大学4年の朝。何か音がないと何も捗らない気がする。孤独のグルメを再生しながら支度。腹は減ったが朝飯を食う気分ではなかった。代わりに動画を見ているという感じ。

 

鞠の様な花が咲いている。桜だ。群れの中に1つだけ、逃げ出して来たように葉が咲いている。週末に散るという話を聞いていたので、嬉しいような複雑なような気持ちがする。来週まで咲いていたらもう一度花見をしたいな。1人で思っている。年配のカメラマンを何人も見かけた。

 

研究室での活動は終わり。電車に乗ると新しく高校生になったと思しき学生たちが大勢居る。ぱりっとしたブレザー、毛玉のないカーデガン、埃を吸っていないリュックサック、傷の少ないローファー、いいなあ、真新しい。きっと今、楽しい。そうやって歴史を作っていけば良い。体重のかけ方を覚えていくんだ。大切なことだ。私は学生最後の年で、仕事をしながら、研究をする。もう、探すものは特に何もない。

2017/04/09 曇り のち 雨

結果から言うと徹夜した。完全にずっとパソコンの前で絵を描きながら、キノを見ながら、動画を見ながら、甘いものを食べながら、何か喋りながら、いつの間にか6時くらいになっていた。夢は見なかった。

 

徹夜はエネルギーを使う。どこから作り出しているんだろう。何も無い腹の中の所為で頭と骨の中身までどんどん透過していく気がする。大盛りカップ焼きそばの1.5倍の量を朝昼飯で食う。原稿締切日はおよそ一週間後に設け直した。

 

足の爪の端を剥がしてしまった。手指の爪で触って、摘んで引き抜いてしまう。眠い時と足が冷たい時によくやってしまう。爪が凸凹していると引っ掛かるので、引っ掛かるので、だ。許してほしい。血がにじんでいる。歩く度に痛む。ざまあみろ。思い出して泣けばいい。昔から何度も後悔してきたことがある。肉体は痛むし、化膿するということだ。繰り返す必要の無い行動ばかり、覚えているし何度も繰り返している。

 

昼寝と称して30分布団に。目を開けたら4時間経過していた。体を起こすともう夜だ。こんな日も良い。一日が特別長く思えた徹夜なのに、終えてみると休みの日が1/2になってしまった心地さえする。夢は戦争だった。楽しみながら武器を持って、痛くないことをして、刃物と火器を携えていた。♪♪♪♪、♪♪。トゥイー・ボックスのせいだ。

 

今日の夢は戦争を回避したい。ここのところ人を殺しすぎている。

2017/04/08 曇り 時々 霧雨

劣化に引っ掛かってものを壊したり(修復が困難)、湯沸かしを犬に邪魔されたり、楽しむこともろくにできず、叱られっぱなしだった。夢で怒られると胸に来る。

 

昨日の予報では雨だったはずなのに、朝、窓の外はとても静かで、彼女が予報を見るに今日は曇りの様子だった。夜から雨のよう。寒くなるのかもしれない。予想最高気温21度。

 

2人で買い物に出るとどうしてたくさん買ってしまうんだ? 逆に2人でいる時くらいしか満足してものを買っていない気がする、食べ物にしても雑貨にしても。いつも自宅と彼女の存在を念頭に置いて生きているせいかもしれない。良い事だろう。甘え過ぎている気もするし何も耐えられていない気持ちもあるんだけども。何かあればと思っていたモチーフペンダントは買えず。あとは概ね購入した。それで、無性に寿司が食いたくなったので昼は回転寿司で腹を満たし、PRONTOにてパスタを夕食にする。きっとストレス発散だねえなどと言いながら電車に乗り込む。珍しい、ショートカットの女性を見つけた。染めたて切りたての綺麗なマッシュショート。金とアッシュの混ざったような、私は全く名前の知らない、厚みのないざらついた舌触りのしそうな三角形の色に染められている。レザーのジャケット。強かに生きている。

 

やばい締切忘れてた。締切設定をミスしている気がする。問題すぎるのでパソコンでサイトを探す。こういうことがこれからも頻発するんだろうな。尻に火のつかない人間。恐ろしいことに刃物を突きつけられるもっとその前から命の終りのことは考える癖に、自分をもっと身近に脅かす存在に関しては脳内がばがばだ。今日は原稿を描こう。描いたら寝よう。

2017/04/07 曇り のち 快晴

仕事だ。社長は社長なんだけど業務内容も仕事場もいつもと少し違う。高校の様な。やりたくない。だって全く見たこともない仕事なんてできないじゃないか、と、言い訳をしながらこなしていた。勿論言い訳をするので良い顔はされない。客と喋って住所を聞き出す。ここから5、6マイルのところだという。マイルってお前、突然。車でのあまりにも大雑把な道順説明をされた。ただし車はないので電車で向かおう、ああ、嫌だ、嫌だ、嫌だ……、

 

夢だった。なあんだ夢じゃないか。海で首を絞め合う夢じゃないのかよ。起きて彼女を見送る。彼女も仕事が嫌だという。無理もない。本当に自分を目一杯可愛がって欲しいし、決して無理してほしくない。寧ろ家にいてほしい。そうもいかないので見送る。雨上がりの湿気の匂い。吐き気がする密度。背筋が丸まる。気圧かもしれない。

 

なんだか。新学期なので気持ちが嫌な感じがする。清々しい新しさは随分前に失ってしまった。突然に暑くなる。彼女はまた泣いていた。誰も思い通りにいかない。快晴だ。雲の量1割未満。野球少年。サッカー少年。ブランコとキックボード。女子。それから女性。ザリガニ釣ったりする子達はこの田舎には居てくれるのだろうか。始まり探し迷ったら夜。R.I.P.。犬の鳴き声。鳥の羽音はなぜあんなに恐ろしいんだろう。ひたすらに暑い。日はまだ少し高さがある。

 

私の我儘によって雨の降る前に花見を決行することになった。控えめな風が薄着に着替えた袖口から侵入してくる。焼き鳥と酒と摘みを携えて、ちょうど一年前、まだここに住んでいなかった頃、と、同じ場所に行く。拳程の蛾が音のなりそうなほどの羽を動かしてすごい早さで飛んでいく。恐ろしくて鳥肌が立つ。虫は苦手だ。そういえば無視も。手を繋いでやり過ごす。

 

カメラを構えてフレームを覗く。色と情報量のバランスを考えているこの時間が一番好きだ。何か気に入るものを探して歩いていると自然と足元に体が落ちていく。何を探していても結局、桜を見に来たのに、白くて小さな、鈴蘭のような花を見つけて、背中を丸めてレンズを向けるようなことをしている。酒を飲んだ方が良いものが撮れるのかもしれない。生きていることや死んでいることがそこにいなくても伝わってくるのが写真の好きなところで、そういう写真を撮りたいので、足元を撮影しているような気がする。草木に限らず。提灯の光でどうにも赤い写真になる。生命の色だ。満足して帰る。光ではなく真っ赤な、真っ赤に生える葉っぱを見る。家はもうすぐそこだった。余りにもグロテスクで少し胸に染みた。来年も何事も無く桜を撮りに行けたら良いな。全く同じ絵を撮って居られたら良い。その日まで変わらずに。

2017/04/06 晴れ のち 曇り のち 雨

手すりが固いもので何度も叩かれる音で目が覚める。過去にも何度もあるので予想はついているが心地の良いものではない。急に悔しくなる。

 

夢。少数派の人間の側に居た気がする。しかし圧倒的に力があったし、皆思慮深かった。机を組み立てる。椅子の好みを聞く。「何でも言ってね。何でも叶えるから」。そんなこと出来るものかと目が覚めて思った。

 

風が強くて洗濯物が大変なことになっている。風が強い事に関しては、心が紛れることくらいしかメリットがないし、家の中にいる分には、音に怯えるくらいでしかないので、大概は辛い。家の中に引き籠ってデュアルモニタに絵を映しながら頭を捻る。見る人はこの1枚にこれだけの時間がかかっているなんて考えないだろう。そう思うと不毛だし遣る瀬無いかもしれない。知ったことではないので私は時間を切り取って宛てがいながら思い切不毛を描く。もしかしたらこれ間違っているかもしれないなと思いながら。文字を作るのも絵を作るのも大して気持ちでは変わらない。苦しいだけだ。楽しむことを思い出したり、忘れたり忙しない。

 

なんだかすごく無力な気がしている。栄養になるようなものを得る必要があるんだろう。何が必要なのか。花見がしたい。なんでもいい。でも晴天でないと嫌だし、多分今日は雨だった気がするんだけどさっきまで晴れていた空は曇っていて、でも雨のマークはスマホに載っていない。私はなんだか雨の匂いがすると思った。でも多分これは違う匂いなんだろう。気持ちの。雨は降ってきた。圧倒的な強風のせいでとっくに洗濯物を取り込んでおいてよかった。今日はもうこれ以上心の安寧は望めない。引き籠りを続ける。

 

生きているだけで何か報われることはあるのか。見たいものを見て知りたいことを知ってそれだけで光合成のようになったら良いのに。ゴミ箱をひっくり返しても中からゴミが出てこない。ビニール袋に穴が空いているので買い物をしても何も得られない。そういうことの繰り返しで何も無い何かが積まれていって多分結局死ぬ。冷蔵庫みたいになれたらよかった。何も腐らずにとっておけるような。でも定期的に供給がないと満足に保管もできないのか。それは人形みたいだな。

 

神経が痺れている。何も生み出せない。考えることをやめたいのに止められないし、死んでいく。ゆっくりと死んでいく。頭の中で生み出される言葉の量には最終値のようなものが設定されているのかもしれないし、その場合私はすぐに死ぬ部類の人間に違いないと思う。勿体無いので虚構でも何でも良いので書いておこう。都合の良いツールのある時代に生まれてよかった。何でもない文字は川か海かのように流してもらえる時代で。海がいいな。今日は海で首を絞め合う感じの夢を見たいです。さよなら。

2017/04/05 晴れ のち 曇り

大学に用事。起きないと。起きることが本当に億劫。欲求のまま寝たい。1週間の中央。

 

夢。昨日の続き。そろそろ違う夢を見たい。凄く広い平原。同士が2名死んだところからスタート。それまでは平穏無事に仲良く一緒に暮らしていた仲間と、自衛と復讐のために武器を持つことに。元々戦うちからはあったけど何もしていなかった感じ。壁に、小さくて柔らかくて触り心地の良いもの。4匹の大型犬と壊された自転車。甘やかして言い聞かせれば扱い易い妹(妹?)。なんだか考える夢だった。休ませて。

 

何かが違う。存在が噛み合ってない。首の裏がむずむずする。駅のホームではみんなが同じ方を向いている。みんな同じ方向に向かって歩いていくし、でも、食べるものも飲む量も好きなことも全然違う。存在が孤立している。全員、違う人間だということを、人間はすぐに忘れる。

 

書類を済ませる。追加で書かなければならないものがあるらしい。畜生。悔しい。30分の道のりを歩いていると暑くなってくる。でも都会の砂漠だから上着を着るし、ニットもまだ着る。ここはデザート。でも多分そう思うのも私だけだ。

 

相棒と合流。つい昨日に突然呼び出したのにこの人という人は。さんざ私の我儘に付き合わせて、突然カラオケと、ゲーセンに行く。「歌い方忘れちゃった」と言っている。そういえば、相棒は前にもそんな事を言っていたな。冗談に乗せていろいろな情報を教えてくれる相棒の、声をあまり聞けないのが残念だった。桜の飲み物を飲んでいる。桜=相棒。逆も然り。ゲーセンもいいな。めっきりひとりでは行かなくなったけれども、ここは楽しい。全員が楽しむために存在しているし。色々な思惑があって、それが集合している。そういうのは不思議だ。時間まで目一杯楽しんで帰る。私は次も我儘を言うかもしれないなあ。たったひとりの相棒なんだから大切にしたい。

 

曇ってきた。さっきまで満腹だったのに突然空いてくる。曇り空は体調不良になる。気圧と、色と、空が低いというのは、割と響く。物語の複雑性の変化について話したことを思い出す。昔のアニメーション作品や漫画に思いを馳せる。思ったより単純に出来ていない。文学作品(文章のみで表現されるもの)ならまだしも。愛憎や羨望などはわかりやすい記号だった。誰もそれに理由を求め過ぎたりしない。赤いものは赤いものだった。そしてそれは後から表現されたり、そもそも永遠に表現されることは無かったりした。私はこれからどうしたら良いんだろう。在り方がわからないという不安。そういうものが時々風邪に変わったりするのだということを知っている。

 

チラシがあった。今日はピザを買って食べることにしようと思う。こういうのに割と単純に引っ掛かるので私は弱い人間なのかもしれない。でも大人だもの。外に出ると湿気とマイナスイオンの匂いがして苦しい。明日は雨なのだという。マイナスイオンは怖い。水辺のマイナスイオンは音に紛れて安心するのに。歩いているとすぐに往来に出る。まだ電気が比較的明るく灯っていて、あらゆる店に煌々と照らされる。ピザ屋の中には客が2人。空は真っ暗で星も月もない。車の音が聞こえて来てしまうし、隣を何台も行き交う。心が高速道路に繋がる。右側の後部座席にリンクする。切ない。深呼吸して背中を丸める。マイナスイオンの所為だ。湿気の所為だ。首の後ろが絞られるように重くなる。これはどうしてだろう。

 

横断歩道で人とすれ違う。平たい形の箱を持ってる。さっきの2人か。何食うんだろう。私たちは家に帰って半分ずつピザを食べた。チキンとクラムチャウダーとそれからアイスを食べた。ゆず茶も淹れて飲んだ。お気に入りの1日だったんではないか。とにかく何でも良いから生み出していないと死にそうなんだ。死にたくないから。存在するために生きていく。私が手を貸して欲しそうだったら3音下でハモりを入れてくれ。それで良い。

2017/04/04 晴れ

あれ、いつ寝た?

 

思い切り小銃で人の頭を打ち抜いて、容赦無く殺していた。車の運転もした。仕事と同じ様な気持ちで役割をこなした。仕事仲間が居たかも。腰袋が何だって? 確か¥9,982-だった。「1万円だなんて安いですね」と言った。絶対に買わないと思う。ひたすら誰かを排除する。自分も上手くやらないと死んでしまう感じ。何度も目は覚めた。覚める度に、コンティニューしていた。熱い。パルクールをもっと身軽に出来た高校生の頃のように、私の体は身軽に動いたし、そういう意味では充分思い通りだった。また家族がいた。母と何かを買い、解決の為に兄と走り、妹に「何でもないよ」と言い聞かせた。父がなかなか出ない。大きな夢だなあ。こういう夢は、目が覚めた後に、空気の味を知らせてくる。風の音と、季節の変わり目だ。多分。

 

書き間違いというのがあって、こう聞くと、手書き文字のような気がする。これは楽しいことだと思う。打ち間違いによる誤字の方が味気がなくて寂しい。インターネット文化になったというのに、待人と侍人の間違いは手書き文字なのだ。わからない言葉を片仮名で書き留める回数だって減ってしまった気がする。

 

桜が突然咲いていた。あ、と思った。今年は桜が咲かないんじゃないかと心配していたので安心する。春が来たらしい。暖かくて足元がふわふわして不安な季節だ。精神論の季節がやってくる。夏に犯される季節だ。かわいそうな春。優しい事くらいしか知らなかったのに、枯れる頃を気にするようになって初めて自分が成人してしまったことを思い出す。酒なんて飲めるようになりたくなかった。丸裸にされた銀杏の木が並ぶ道に差し掛かる。安心した。

 

走っているらしい男の子。の看板が植木鉢に刺さっている。なんて名前だっけ。反対側を見ると狸の置物が、これ、目、もしかしてゴルフボールくらいあるんじゃないか。人間の目はどのくらいだと思っていたら正しいんだ。卓球玉サイズだと思っているんだけれど。それでいくらのような食感がするんだろう。

 

バーゼルで、大学の友人5名と一緒にご飯を食べる。が、なんとなく美味しくなくて、あれ、ご飯っておいしいものだったような。味の突飛なものも、薄いのも、なんだか急に気になる。フランスパンが当たり前に硬いのが何だか許せなくなる。5cmくらいのピクルスがレタスの上に乗っている。餅と見紛うマッシュポテト。豆とツナのサラダ。ストレートティもなんだか薄い気がしてくる。これは決してバーゼルは悪くない。し、友人たちも悪くない。目がちゃんと開かない。そうだ。こんなに大学が嫌いだったのか。ガイダンスを終えて研究室へ向かう。外の、私の世界と関係の無い人と話すのは久々だったので、舌が、回る回る。でもすぐに疲れる。あれ、何で研究室こんなに嫌なんだ。あれ? 変だな。この人と話をするのってこんなに疲れるっけ。そういえばいつもはもっと早く切り上げていたか。もう、調子もリズムもわからない。初日なんてこんなものだ。書類は明日の締切に合わせて提出する事にした。

 

板みたいだと思う。電車の中。全ての形が点と線で出来ていることを時々考える。漠然と不思議だ。全ての形がここにあると思うんだけど、表現をするにはどうやっても狭い。全てを決めるのは野生だ。人間ではない。いや、人間は野生だった。全ての中のひとつ。人間は野生だ。誰もがニュートラルの状態を望んでいて、そうするとどうしても野生だ。お前達みんな勝手なんだ。野生が横行している。社会で生きていこうとするとそういう事が起こるらしい。

 

湿気だ! 湿気の匂いがする。一気に空気に色がつく。こういうのが嬉しい。こういうのが必要だった。夜になってしまったことが非常に寂しく感じる。