行き摩り

虚構日記

2017/04/04 晴れ

あれ、いつ寝た?

 

思い切り小銃で人の頭を打ち抜いて、容赦無く殺していた。車の運転もした。仕事と同じ様な気持ちで役割をこなした。仕事仲間が居たかも。腰袋が何だって? 確か¥9,982-だった。「1万円だなんて安いですね」と言った。絶対に買わないと思う。ひたすら誰かを排除する。自分も上手くやらないと死んでしまう感じ。何度も目は覚めた。覚める度に、コンティニューしていた。熱い。パルクールをもっと身軽に出来た高校生の頃のように、私の体は身軽に動いたし、そういう意味では充分思い通りだった。また家族がいた。母と何かを買い、解決の為に兄と走り、妹に「何でもないよ」と言い聞かせた。父がなかなか出ない。大きな夢だなあ。こういう夢は、目が覚めた後に、空気の味を知らせてくる。風の音と、季節の変わり目だ。多分。

 

書き間違いというのがあって、こう聞くと、手書き文字のような気がする。これは楽しいことだと思う。打ち間違いによる誤字の方が味気がなくて寂しい。インターネット文化になったというのに、待人と侍人の間違いは手書き文字なのだ。わからない言葉を片仮名で書き留める回数だって減ってしまった気がする。

 

桜が突然咲いていた。あ、と思った。今年は桜が咲かないんじゃないかと心配していたので安心する。春が来たらしい。暖かくて足元がふわふわして不安な季節だ。精神論の季節がやってくる。夏に犯される季節だ。かわいそうな春。優しい事くらいしか知らなかったのに、枯れる頃を気にするようになって初めて自分が成人してしまったことを思い出す。酒なんて飲めるようになりたくなかった。丸裸にされた銀杏の木が並ぶ道に差し掛かる。安心した。

 

走っているらしい男の子。の看板が植木鉢に刺さっている。なんて名前だっけ。反対側を見ると狸の置物が、これ、目、もしかしてゴルフボールくらいあるんじゃないか。人間の目はどのくらいだと思っていたら正しいんだ。卓球玉サイズだと思っているんだけれど。それでいくらのような食感がするんだろう。

 

バーゼルで、大学の友人5名と一緒にご飯を食べる。が、なんとなく美味しくなくて、あれ、ご飯っておいしいものだったような。味の突飛なものも、薄いのも、なんだか急に気になる。フランスパンが当たり前に硬いのが何だか許せなくなる。5cmくらいのピクルスがレタスの上に乗っている。餅と見紛うマッシュポテト。豆とツナのサラダ。ストレートティもなんだか薄い気がしてくる。これは決してバーゼルは悪くない。し、友人たちも悪くない。目がちゃんと開かない。そうだ。こんなに大学が嫌いだったのか。ガイダンスを終えて研究室へ向かう。外の、私の世界と関係の無い人と話すのは久々だったので、舌が、回る回る。でもすぐに疲れる。あれ、何で研究室こんなに嫌なんだ。あれ? 変だな。この人と話をするのってこんなに疲れるっけ。そういえばいつもはもっと早く切り上げていたか。もう、調子もリズムもわからない。初日なんてこんなものだ。書類は明日の締切に合わせて提出する事にした。

 

板みたいだと思う。電車の中。全ての形が点と線で出来ていることを時々考える。漠然と不思議だ。全ての形がここにあると思うんだけど、表現をするにはどうやっても狭い。全てを決めるのは野生だ。人間ではない。いや、人間は野生だった。全ての中のひとつ。人間は野生だ。誰もがニュートラルの状態を望んでいて、そうするとどうしても野生だ。お前達みんな勝手なんだ。野生が横行している。社会で生きていこうとするとそういう事が起こるらしい。

 

湿気だ! 湿気の匂いがする。一気に空気に色がつく。こういうのが嬉しい。こういうのが必要だった。夜になってしまったことが非常に寂しく感じる。

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