行き摩り

虚構日記

2017/05/09 曇り

夢。1人ずつ、罠に嵌めていく。何食わぬ顔をして。憂さ晴らしだ。表彰台のような、マイクスタンドの前、私の場所だったはずの、そこに私も立ちたかったのだ。未練。次は仕返しのように、知識問題で命を奪われる舞台だった。

 

あまりにも気圧が影響していた。晴れだった昨日の朝からずっと頭痛がしていたのに、今日は気圧で更に頭痛が酷い。一日これと付き合うのかと思うと頭が痛くなる。画面を見る元気さも体力も無く、眼球は奥が痛むし、原稿を進められるような体調では少しもなかった。

 

今日はもう駄目な日だ。できるだけ家事をしてバスに飛び乗る。危うく乗り逃しそうになったのでそう思った。腹が痛い。頭もまだ痛い。小学生が夕方の押しボタン式横断歩道(いかにも田舎ではないか)の前に溜まっていた。初めて、即時式のボタンでないことに気がついた。私が夜しかボタンを押さないことにも。

 

今日のことは一ヶ月前から約束されていたことだった。されていたというのは、今日は高校の頃からよくしてくれている後輩が、酒を飲みたいというので、それでは、と店を用意したのだった。実に一年ぶりの再開だが、顔を合わせてしまえば、私は生徒会長で、彼女も生徒会長だった。

飲みの席は楽しかった。「ビールは飲めない」と言うので、「そんな不味いものは飲まなくても良い」と、サワーとカクテルを飲むことになった。話はそれなりに弾んで、相手には彼氏はおらず、男にも気持ちが悪くなってしまうということを知った。私はそれを慰めたし、私もそれで慰められた。大人になったのだと思って、馬鹿だ、もうずっと大人だった。そうやって2時間は1コマよりも早く過ぎた。また、LINEで私は「やっぱり良い人」なのだと言うことも知った。後輩にとって「良い人」であれたのは、良かった。

 

エナメルの合皮靴を脱いで、買ったばかりの皮のベルトを緩める。頭の痛さが割増ている。同じように頭痛に唸って転がっている彼女の瞳には宇宙。教えてもらったことだ。覚えておきたいと思ったものはなるべく覚えておきたかった。

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