行き摩り

虚構日記

2017/11/16 晴れ のち 曇り

よく考えてみたら報告をするための場ではないため、ただ単に自分の好む美しさやさみしさを残しておく。

 

大きな出来事といえば、内容証明って有名なのかな。それをやってきた。郵便局に行って¥2,500くらいを支払う。これを出すのに何度も無駄足を踏ませて日数もかかりにかかった。それでも何にせよ終わったから良い。それは。あとはちゃんと中身を読んで従ってもらえるかどうかだ。ぼくたちははやくすむばしょをさがさなくてはならない。

 

時系列順に並べなければならない意味もない。

 

それにしても寒かった。研究は進まない。大学は前よりは行きやすくなった。彼らの悪い部分とましな部分がわかると、こちらもある程度力を入れるべきか否かを考える余裕ができるというか、その雰囲気で、とにかく、前よりは、前よりはといった感じだった。近頃は外殻、幾重もある1番外の殻の表面を撫で合うような関わり方が苦手で、でもそれは今後の多分ぼくには必要が無いことがわかってしまったので、早く大学を卒業しなければいけないのだった。とにかく今はもう一枚殻を装備していなければならない。集団の中の生き物であるためには仕方がないことなので。

 

仕事が急にぱったり消える体験をぼくと同じ年の人間がどのくらいしたんだろうか。

 

風は冷たい。足を進めることを考える。虚無を感じる余裕が欲しいのに今はいっぱいいっぱいで無理。何に構っている場合でもないはずなのに、余計なことをして首を絞めている感じがする。あーあ。口の中に籠る。この吐息がそのうち白くなる。外に出ることは愚か家からも布団からも寝巻きからも出られなくなる。感嘆符が減る。炭酸が消える。人と飲むフラペチーノ以外の冷たい要素を見たくなくなる。そのうち雪しか待てなくなる。音が消える。何が正解なのか。美しさが往ぬ。

 

写真を撮って絵を描けたらそれで良いのにそれが遠い。人と話すのではなく好きな人たちと話したい。話の通じる仲間たちと喋っていたい。家族を思い出すのではなくて家族を肌の側に感じてみたい。今月には引っ越したかったなあ。もう直ぐ里帰りができる。ひとり連れて。